9月 30

平和な森に棲む 梅雨明け名人の丸さん

 北海道富良野へ発つ前の朝知り合った「丸さん」。彼が言い放った『朝方雷が鳴ったから、後一週間もしたなら梅雨明けだな』の一言は、都会の片隅でも自然と共に生きているからこそ、生まれる言葉だった。丸さんが何を生業としているかとか、その素性すら知るよしもないが、いつも作業衣姿に雨靴は都会の畑で生き抜くスタイルであろう。『あの山の向こうの水は、冷たくて美味いんだァ~』と多少残る、北国の訛りが優しさを感じさせる。水道の蛇口に2Lのペットボトルを据えて丸さんは言う『水は有り難い!こんな俺でも水さえ呑んでりゃ~、健康だもんなァ~』そう云いながら、森の中へ消えて行く丸さんの後を「猫の野良達」が数匹、戯れ合いながらついて行った。

9月 21

【博多アートクラブ】芸術家七人衆にエールを贈る 1

【博多アートクラブ】芸術家七人衆にエールを贈る 2

 学生時代の四年間、四畳半一間の下宿生活を福岡で過ごした。思い出は多い。
  東京の下町、深川でイラストレーターの後輩に逢った。博多弁の語り口調が、学生時代の頃へ一気に引き戻してくれる。 その後輩から、原宿表参道のギャラリーで展示会をしているとのお誘いを受け、自転車を飛ばし駆け付けた。
  「博多アートクラブ」と称し、福岡出身の7名のアーティスト達が、個性豊かに印象的な芸術作品を披露。福岡の風を東京へ届けてくれて嬉しかった。
 今回が初めてとなる「芸術家福岡七人衆」の展示会。彼ら活動の場はそれぞれ異なるが、福岡の地で育った想いを忘れる事なく、郷土への熱き想いを胸に刻み活躍している心意気は、賞賛に値いする。展示会を見られる事ができ幸せだった。裕福な気持ちにもなり、本当に感謝である。
『博多福岡天神太宰府、渡辺通りに姪の浜、七隈六本松親不孝通り』これらの地名を聞いただけで思い出が甦る。福岡芸術家七人衆の次回展示会が、早くも待ち遠しい。東京で福岡からの風を再び吹かせてと願う。

9月 15

舞浜駅周辺に段差はない

 日本の道路は、隅々まで整備舗装されていて、美観と共にその道では世界有数の部類に入る。街中でよく見かける道路拡張工事でも、歩道の幅を従来よりも広くとったり、自転車専用レーンを設けていたり、より安全快適な道を昼夜を問わず今も作っている。
 この日本の道路について、数十年来言い続けている事がある。それは「車道と歩道が交わる部分に段差を造らず、平坦な道にしてほしい」と長年訴えている。この想いと願いの根っこは、かつて経験した車椅子体験と、全盲体験を通して感じたことで、頻繁に段差があることによる弊害は、身体が不自由になって改めて気付いた。車椅子で移動した時の大変さと、同時に恐さも痛いほど味わった。自転車で走行していても、段差部分を通過時の衝撃は、いつもできれば回避したいと思いつつ、前輪を軽く上げながら段差を越えている。
  いつも利用している舞浜駅周辺の道路、交差点、歩道と車道の交わる部分に段差を無くしたことは素晴らしい!。これは簡単なようで、思った以上に時間も経費もかかると云う。だが、一番大変なことは「人の意識」を変える事である。