2011/1/25 火曜日

キナバルへの旅(6)~波乱のクライマックスへ!台北編!~

Filed under: 旅行記 — aHS 中村俊哉 @ 1:03:23

【五日目:2011年01月03日】 

 この日も起床は深夜2:30。

 コタキナバル国際空港より台北行きのフライトが6:00で、通常、フライトの2時間前には搭乗手続が始まる。

 4:00に間に合うためには、ざっと見積もって、空港まで車で30分は掛かるため、3:30までにチェックアウトを済ませ、タクシーに乗らなければならない。

 荷物を纏めるのに手間取り、チェックアウトが3:40頃になってしまったが、4時を多少過ぎても、搭乗手続はしてもらえるはず。

 フロントのお姉さんに教えてもらった、「ワン・ボルネオ」前のタクシー乗り場に向かう。

 そこにはタクシーが一台停まっており、中では運転手が、座席を倒して、眠っていた。

 最初は仮眠を取っているだけかと思ったが、いくらドアをノックしても、一向に起きる気配がない。

 ドアにはロックが掛かっていなかったため、開けて呼び掛けるが、全く反応がない。。

 泥酔しているのか?それとも、死んでいるのか…?

 「ワン・ボルネオ」の外れのタクシー会社らしい建物の前には他にもタクシーが数台停まっていたが、どれも無人だ。

 ホテルに戻り、フロントのお姉さんに「タクシーが見つからない!」と訴える。

 お姉さんと日本語を喋れるお兄さんが外に様子を観に行ってくれ、例のタクシーを見つけたものの、やはりどうにも運転手を起こせなかったようで、戻ってきて、タクシー会社に電話をしてくれた。

 その時点で既に4:00を回っていたが、タクシーの到着まで20分ほど掛かるという。

 私はそれで6:00のフライトに間に合うのかと確認した。

 だが、お兄さんは大丈夫だと言うので、お願いした。

 一人ロビーで待つ時間が長く感じた。

 ロビーでは、フロントのお姉さんがノートPCでかけているらしいL’Arc〜en〜Cielの「MY HEART DRAWS A DREAM」や「HONEY」がスピーカーを介して流れていた。

 きっかり20分後にタクシーは到着し、私はホテルのお姉さんやお兄さんに礼を言うと、運転手に空港第2ターミナルへ急いでもらう。

 4:50頃、第2ターミナル到着。料金は50RM(1000円)だった。

コタキナバル国際空港

 空港内では、発券手続きとトランク預けを終えた人々が待ち合いの椅子に腰掛け、手荷物チェックの開始を待っていた。

 そこには意外な程、ゆったりとした時間が流れ、私も空いている椅子を探して座り、少し待った。
 国際空港とは言っても、国内線の空港のような雰囲気で、何だか拍子抜けしてしまった。(笑)

 やがて手荷物チェックが開始され、順々に済ませると、ゲートが開く15分ほど前に土産物屋のお姉さんがやってきて、店を開けたので、駆け込みで土産を買うことが出来た。

 ここで買うのが、正真正銘、最後のマレーシア土産だ。

 エアアジアに乗り込み、9:20には台北へ。

 エアアジアの機内食は高いということが行きの教訓で分かっていたので、帰りは台北松山空港に着いてから、朝食を取ることにした。

 空港4階の「本場流」で、本場流の(?)小籠包と札幌味噌ラーメン(!)、漢方入りのドリンクを頼んだ。

本場流の朝食

 小籠包と味噌ラーメンはまあまあだったが、漢方入りドリンクは苦味が口の中に残り、飲むのがツラく、ラーメンの汁で無理矢理流し込んだ。f^_^;

 台湾では伝統的な飲み物だということだが、日本で言う青汁の如きキツさだ。

 今日は一日台北市内を観光する予定なので、携帯用に、お茶を買おうと自販機に向かう。

 自販機にはコカ・コーラなど、日本でもお馴染のドリンクが並んでいたが、中でも目を引いたのは…

水瓶座

 「水瓶座」!

 即ち、アクエリアス!

 カミュか!?(聖闘士星矢ネタ、分からない人は、ゴメンなさい。)

 しかも、「日本大好評」と書かれている。

 台湾に来て思ったのだが、日本語の横文字の漢字への置き換えは面白い。

 4階のCDショップ「ローズレコード」では、日本のアーティストが大々的に取り上げられていたが、EXILEが「放浪兄弟」、トリオ・ザ・シャキーンが「美食探偵三人組」になっていて、笑えた。

 この日は、行きに買ったSUBWAY GUIDEで、士林という場所にある「台北海洋生活館」(水族館)にまず向かおうと決めていたのだが、空港から地下鉄の駅に出るルートが分からなかったのと、地図の上では、地下鉄を乗り継ぐよりも、直線距離を行った方が早いように感じられたので、タクシー乗り場に向かう。

 ターミナル前のタクシー乗り場にいた「組長」と名札を付けたおっちゃんに、SUBWAY GUIDEを見せながら、「ここに行きたい」と言うと、「台湾ドルで1250円掛かるがいいか?」と聞かれる。

 まあ、それくらいなら…と思い、乗せてもらい、タクシーは高速へと向かう。

 かなり走った。

 タクシーのメーターもどんどん上がっていく。

 地図で見ると、それほどでもないように感じたが、実際にはかなり遠かったんだな…と思いながらも、乗り続け、20分くらいして、到着したのが…

台北海洋生活館

 え?ここ…?

 このセブンイレブンの横にくっついてる、微妙なゆるキャラが描かれた建物が水族館?

 再度SUBWAY GUIDEを見せ、運転手のおっちゃんに確認するが、間違いないという。

 1250円を台湾ドルで払うのかと思っていたが、実際には1250台湾ドル掛かった。
 日本円に直すと、約3倍。。
 あの「組長」、曖昧な表現しおって…!

 私を降ろすと、タクシーはさっさと走り去る。
 なんか、台湾人ってドライだな…と微妙に不満を抱きつつ、「台北海洋生活館」の入口を見ると…

台北海洋生活館入口

 「2007年9月を持って閉館しました」とな!?

 何なんだ、あのSUBWAY GUIDEは!?
 情報が古過ぎるだろ!

 台北観光の出鼻を挫かれ、とぼとぼとその場を去る。

 もう一つの観てみたかった施設「市立天文教育館」が一駅ほど離れた場所にある。(が、「台北海洋生活館」も「市立天文教育館」も駅からは離れているという罠)

 歩いて行けない距離ではないと思い、「市立天文教育館」を目指す。

 歩くこと、約30分。

 ここか…!

市立天文教育館

 さすがに今度は潰れてはいないようだが、人の気配がしない。。

 何かがおかしい。。

 正面入口の扉が開いていたので、中に足を踏み入れると、警備員に出て行くように言われてしまった。

 どうやら、今日は休みらしい。。

 実は、台湾では、月曜日が休みの施設が多く、今日は生憎、その月曜だったのだ…。

 士林駅に行き、MRT(地下鉄)に乗って、二駅先の圓山駅へ移動。

 ちなみに、このMRTの駅のシステムは、券売機でトークンと呼ばれるコインを入手し、それを改札のタッチパネル(Suicaのパネルみたいなもの)に当てると、改札が開き、中に入れるというもの。

 トークンは、降りる駅で、改札の穴に入れると、改札が開き、回収される。

 詳しくはこちら

 圓山で目指したのは、駅からほど近い場所にある孔廟(儒学の祖・孔子を祭祀する廟所。これも世界遺産。)だが、ここでは日本人のおばちゃんたちが群れを成して、観光にいらっしゃっていた。

孔廟

 が、この孔廟も閉め切っており、中には入れず。。

  すぐ近くの謎の寺院は開いていたので、そこで参拝客に交じって、線香を上げ、祈りを捧げる。
 (どういった寺かも分かっていないのに、ごめんなさい。。)

 その帰り道、孔廟の塀の外で面白いものを見つけた。

謎の石像(1)

 見猿・聞か猿・言わ猿だろうか。

 それにしては、一匹多いが。。

 と思っていたら、角を曲がった先には…

謎の石像(2)

 パソコン猿…? 

謎の石像(3)

 これは…アイロンをもっているのか…?

 それとも、紙飛行機??

謎の石像(4)

 馬の首を肩に掛けている猿…?

謎の石像(5)

 これは射手座よろしく弓を構えている猿だろう。

謎の石像(6)

 そして、ギター猿。

謎の石像(7)

 何か、モジモジしているだけの猿。。

 以上で全てだが、一体どういうコンセプトの下に、これら一群の猿たちが孔廟の周りに配されたのだろうか…?

 うーむ、謎だ。。

 MRTで台北車站駅に移動し、台北随一の繁華街を散策。

 「丹堤咖啡」(Dante Coffee)という店でお昼を取る。

丹堤咖啡(Dante Coffee)の昼食

 この「丹堤咖啡」(Dante Coffee)、台北のあちこちで見かけたけど、結構メジャーな喫茶店なのかな?

 腹ごしらえをして、さらに台北の街を歩く。

台北市内

 上の写真の中央のビルには「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の看板が見える。

 地下道では「BECK」の大きな看板も観たが、邦画はこちらでも大々的に公開されているようだ。

 街歩きをしながらも、キナバル登山で負った筋肉痛がしんどかったので、足裏マッサージ屋さんを見つけ、入る。

 「李炳輝 足体養生館」というところで、日本で言う「てもみん」みたいな感じ?

 実はこの店、人通りの多い街頭からガラス越しに中でマッサージされている様子が見えてしまうのが、ちょっと恥ずかしかったが、そんな店内に…日本人のおじちゃんおばちゃん御一行がゾロゾロと入ってきた。

 どうやら、日本の雑誌か何かで取り上げられていたらしく、おばちゃんの一人は「あたしはここに来るつもりで、台北に来た」とまで言っていたほど。

 確かに、マッサージ師のお兄さんの腕は良く、2時間をかけ、全身をかなり丁寧にやってくれたのだが、私の場合、筋肉痛の足をマッサージしてもらうのは、良くなかった。

 余計痛みが増してしまったのだ。。

 日も暮れ、Shin-Kong Skyscraperと呼ばれる台北第二の高層ビル「新光三越」に足を向ける。

 その三越の正面入口前には…

新光三越前のサンタ

 怖い!

 巨大サンタが人々を見降ろしていたのだ…!

 サンタから逃げるように三越に入り、レストラン街で夕食を取ろうと思ったのだが、これはという店がなかったので、付近を散策していると、「森田牧場洋食館」を見つけた。

 「台湾で食べる洋食って、どんなもんだろう」と思い、中に入ると、ミニスカートでピンクのメイド服を纏ったメイドさんがお出迎え。

 萌え路線で売っている店なのかと思い、店内を見渡すが、その子一人だけが何故かA〇Bも真っ青なメイド服。

 店長命令なのか、個人の希望なのか…かなり謎だったので、本人に聞いてみようかなどと考えながら、パスタ+サラダバー(ビュッフェ)のセットを注文。

 サラダバーと言っても、ドリンクやスープ、肉類にフルーツなどもあり、色々楽しめるようになっている。

森田牧場洋食館での夕食

 途中、テーブル会計を請求されたので、支払う。

 店員のお姉さんがお釣りを持ってくる間に、ビュッフェでコーヒーやフルーツをピックアップし、席に戻ってくると…壁に面したテーブルでパソコンをやっていた成宮寛貴似の金髪(染めてるだけ)のイケメン兄ちゃんが寄ってきて、私に話し掛けてきた。

 「フルーツとコーヒーを盗んだだろ?」

 ハァ?訳が分からない。

 彼は、サラダバーがクローズになった後、私がそれらを盗んだ的なことを言ってきたのだ。

 だが、サラダバーがクローズになったなんて話は聞いていないし、サラダバー(ビュッフェ)って普通、店を出るまで食べ放題だろ?

 が、成宮君は店員のお姉さんに私が盗んだとしきりに訴え、次には彼女が私のテーブルにやってきた。

 「彼はあなたが盗んだと言うのですが、本当ですか?」

 私は自分はおかしなことは何もしていないと、順序立てて説明した。

 「ここに置いておいたお釣りのお金はどこに行ったのですか?」

 …なーんてことも聞いてきたので、レシートと一緒に置かれていたお釣りは、財布の中に仕舞ったと説明した。それも「盗んだ」に該当するってのか?

 「彼はサラダバーがクローズした後に私が盗んだと言うが、いつクローズになったのですか?お金を払った時点?」など、一つ一つ確認をしていくと、最後にはお姉さんも分かってくれた。

 彼女は、笑顔を作り、「あちらのお客様の言うことを鵜呑みにしてしまい、すみませんでした。あなたは食べ放題なので、何か食べたいものがあれば、遠慮なく、取ってきてくださいね。そろそろ閉店の準備をするので、サラダバーをクローズしようと思うのですが、お代わりはいりませんか?」と言ってくれた。

 私は「残念ながら、もうお腹いっぱいで食べられないので、いいですよ。」と答え、店を出る。

 成宮君は素知らぬ顔。

 何か釈然としないが、これ以上、そんなことに構ってられない。
 終電の時間も分からないし、そろそろ空港に向かおうと思い、MRTを乗り継ぎ、松山機場駅へ。

 改札をくぐり、「第二ターミナル方面」と書かれた階段を上った。

台北松山空港

 普通に行けば、空港ロビーで朝を迎え、日本行きのエバー航空に乗って旅も終了となるのだが、実はこの後、今回の旅の最大のハプニング、そして、大どんでん返しが待っていたのだ…!

 「キナバルへの旅(7)」に続く!

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