2008/5/27 火曜日

不惑

Filed under: つぶやき — 正則 @ 11:45:01

四十にして迷わずという言葉がある。

寿命の短かった孔子の時代ならいざ知らず、百歳を越えるような人たちが何人も出ている時代だと、この迷わない年齢もあげる必要があるのではないか?(笑)

四十代も終わりに差し掛かった私には、正にそう思われてならない。

私は既に小学校で8ミリカメラと出会い、映画が作りたくてしょうがない時代を重ねてきた。高校を卒業すると映画の専門学校に入り、卒業して現場にもでた。

だが私がなりたかったのは映像の現場に行くことではなく、ひたすら作りたいと言う一心だったので、すぐに映像を作り始めてしまった。もっと本物の映画をつくりたいと思っていれば我慢も出来たことが、作りたいと言う欲望のほうがずっと上だったもんだから、我慢ができず作り始めてしまった。

本物を作ると言うことはどういうことか…。

今それを考え始めている。

本物とはなんぞや? という議論はなかなかやっかいなので置いておくとして、お客様を呼んで3000円もはらって観せる芝居と言うものは、どういうものでなくてはならないか。

これが問題である。

創作者が、これをやりたかったのだ~と訴えるだけのものでは、それに共感する人は感動するだろうが、「はっ?」という人には金返せ!と言われそうだ。

が、万人を感動させられる力量があるはずもない。

では、少なくとも3千円分の楽しみを観に来てくれた人たちにはなんとか味合わせなくてはならん!

最低ライン。

3千円の予算で居酒屋に入ったとする。まず案内する定員の態度。気持ちよく座席まで案内できるかどうか。

さて、座席について「おしぼり」だ。今日一日の疲れを癒すおしぼの役割。開演までまつお客様に、おしぼりのかわりに…☆

生ビールは決して遅れてはいけない。ましてや開演時間に間に合うよう時間調整してきて下さった方に、5分など遅れようもんなら、「ふざけんな!」となるだろう。自分ならそうだ。

早くのどを潤したいのだ。この場合はこころだろうか。

に、に、にも関わらず最初のビールがぬるかったらどうなると思う! それで終わりだ~、ああ~。冷たくて美味しいビールだからこそ納得がいくんだろう! そうだよね~!

それから、次々と酒の肴が運ばれてくるのだが、ここがその店の個性がでるところ☆

まずは、7時に駆けつけてくれたお客様のために重めの食事っぽいものからだすか、やはりビールにあう店自慢の一品から出すかで、ここは評価の分かれ目である。

(中略)

そして、〆はなんといっても寒い冬なら鍋に雑炊だろう☆

卵を落とすタイミングを間違えてはいけない。

雑炊を食べ終えた客から思わず「ふぅ~」と息が漏れれば、大成功間違いなしなのである。

が、ここで気を抜いてはいけない。アンケートを書いてくださったお客様に笑顔で、「またのお越しをお待ちしてます☆」

これで、完璧だぁぁ~。「いや~3千円で、この店なかなかだったじゃない。」と、お客様同士が楽しげに話しながら帰る。

これでございます。

ああ、不惑。とんでもない…。毎日迷ってばかりだ。

1日も早く美味しい創作料理に、舌鼓を打って頂きたいものだ。それまでは、何度も迷い、迷いながら洞窟の抜け道を求めてひたすら筆を動かす。

私の不惑はいったいいつくるのだろうか…。

孔子殿、どうしたらよいのか?

こうしたらよいだろう。…なんちゃって☆

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